戸建て住宅のお縁の床に貼っている、木質のフローリングが
古くなったため、今回は塩ビタイル(通称 ウッドタイル)を貼ることになりました。
マンションでも戸建てでも
窓の下の床がこうなってしまっている状態見たことありませんか?
なぜこうなるのか?
答えはカンタン。
結露による、窓ガラスに水滴がついてその、水分が床に落ち
乾燥と濡れる事を長い間繰り返す状態により、木質で出来たフローリングは
腐食していくのです。
こうならない様に対策としては
・すぐに拭き取り
・風通しを良くする→換気装置をつけるなど。
・どうしても結露するなら「二重窓を設置する」
※二重窓の記事はコチラです→ インプラス設置事例 in福岡
東リ ウッドタイル
今回は内装材の大手メーカー「東リ」のウッドタイルを使用。
私は、塩ビの床貼り職人から修業しましたので、塩ビの床工事が出た場合は今でも施工します。
なので、どのメーカーの床材が貼りやすい、貼りにくいなどは良く知っていますが
この東リの塩ビ系床材は他メーカーとは軍を抜いてとっても貼りやすいし、商品としてもかなりのクウォリティーだと思います。
木目のプリントもかなりリアル。
施工後の写真を見ても、知らない方はおそらくコレが塩ビのタイルだなんてとても思わないかもしれませんね。
【 施工前フローリングの状態 】
【 塩ビタイル 施工後 】
施工前と施工後で、床がきれいになった事はわかると思いますが
もしこれを「フローリングに貼り替えました」って言う記事でもまさか塩ビタイルだとは思いませんよね。
それくらい、今の材料のクウォリティーは素晴らしいと思います。
塩ビタイルが施工可能な場所は?
塩ビタイルを貼るのに
施工可能な場所としては・・・
あっ・・・
イヤ、
先に施工に適さない場所をお伝えした方が早いと思いますので
先ずはそれからお伝えいたしますね。
・お風呂の脱衣婆の床
→ 湿気が多く、濡れた足の水分がタイルの目地を伝ってその下の床に水分が染み込みカビや腐食の原因になるから。
・トイレ → 理由は上記と大体同じで、「おし◯こ」などが床に溢れた時ですね。
・ 畳やカーペットの上 → しっかりした下地の場所で無いと施工は難しいです。
※畳の上に置敷きできる塩ビタイルもございますので、ご要望の方はご相談ください。
・ ベランダなどの外部 → 理由は上記と大体同じで水が大敵です。
・ 玄関土間 → 理由は上記と大体同じで水が大敵です。
もうおわかりですよね。
このように
施工NGな理由として多いのは水分なんです。
ここで勘違いしてはダメなのは
塩ビタイルそのものの表面は水分を通しません。
ですが
タイルとタイルを貼り合わせたときに、必ず出来る「目地」
要はタイルとタイルの間の隙間から、カタチの無い水分が少しづつ、下地のコンパネやコンクリートに染み込んで言ってしまうのがダメなんです。
では何故、下地に水分が染み込んではダメなのか?
それは
基本的に、塩ビタイルは接着剤を使用して貼っていきます。
その接着剤には「水性」と「水性より少し強いとされるアクリル系」と「湿気に強い溶剤系」の二種類があるんです。
通常水性とアクリル系は湿気に弱いので、湿気が予想される場所には使用は控えます。
湿気に強い溶剤系でも、直接水分に定期的にさらされてしまうと
その効果は激減して、やがて接着の効果も薄れてきて、仕上材のタイルの剥離につながっていくんです。
ですから、水や湿気が予想される場所への施工は厳禁。
塩ビタイルが良く使われる場所
・ 飲食店などの床
・ エステやネイルなどのSalonの床
・ 賃貸マンションや賃貸アパートの洋間や廊下の床
これらの場所には、今や当たり前の様に使用されていて
前に一度だけですが、新築のマンションの部屋の床材にも使用されていたのを見かけたことがあります。
塩ビのタイルはフローリングと比べて、ランニングコスト的にもメンテナンスし易いし、意匠性も高いですから、それらの理由で人気があるんですよね。
もし
あなたが「自宅の床を貼り替えたいな」ってお考えなら
この様にメリットの多い、塩ビタイルも検討してみてください。
塩ビ床製品の貼替えなら
福岡内装センターにおまかせください。
お問合わせはフリーダイヤル
0120−713−504(ないそう こうじ)まで。