3月になると急に忙しくなる案件があります。
それが、事務所の移転や退去に伴う、原状回復工事です。
原状回復の内容で揉めないために
事務所を開設する時に賃貸契約を結んだら、必ず退去時にはどのような退去の仕方が望ましいかの説明を受けたと思います。
しかし
長いこと入居していると、当時の担当者は不動産会社も借りている会社の担当者も、すでに退職して居ないとか、そもそも借りた当時の管理会社が途中から違う会社になってて誰も当時のことを知らない
なんてこともあります。
保管するべき資料
そうなった時に重要なのが、当時の図面と契約書ですね。
飲食店でもofficeでも、内装工事を開始する時に事前に計画図面の提出を求めれます。
その計画図面は管理会社がしっかりと保管している
ハズ
だけど、ずさんな管理のお陰でほとんどの管理会社は、その図面は持っていません。
なので、内装会社からもらった図面などは、後々困らないように自分の会社でしっかりと保管しておくことをおすすめします。
入居時にするべき事
もし、あなたの会社が次の物件に引っ越す場合は、入居前に内装の写真を撮影して保管しておきましょう。
イメージとしては、レンタカーを借りるとき、車のキズを立会でチェックしますよね。
このキズは最初からあったキズで、このキズは新しいキズです
って言う責任の範疇をはっきりさせるために行う行為です。
物件を借りるときも同じ事をしたほうが良いです。
何年も部屋を利用していれば、必ず不可抗力でキズが付いたり、経年劣化で汚れてくる場所も出てきますからね。
それが誰の責任で原状回復するのかが当初の状態が分かれば揉めることも少なくなります。
ですので
入居時には必ず入居前の内装の状態を写真撮影をしておくことをおすすめします。
作るときは工夫して
officeに最適な部屋を借りた時に、パーテーションなどで部屋を区切ったりOAフロアにしたりすることもあります。
そうなった場合、なるべく原状回復工事のことも視野に入れて内装会社へ、退去時にキズの補修がなるべく出ないように工夫して作って欲しい
と相談することもおすすめします。
そう言わないと、いたるところにビスを打ち込んだりしますから、注意が必要ですよ。
これも退去時に揉めないで退去するためのコツです。
福岡内装センターでは、事務所退去時の原状回復工事も承っておりますので、ご相談ください。